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『鳴門の家』
昭和58年に建てられた住宅のリノベーションです。地方の長閑な住宅街でお隣さんとの間隔も広くのびのびした場所にありました。
中を拝見させていただくと、くつろぐ場所より通路が広く床が暗い印象を受けました。リビングが南北に深く、カウンター越しのキッチンの半分は食器棚で塞がれ、玄関→キッチン→リビング→寝室の4つの空間が南側に向かって(うなぎの寝床状態で)配置されており、晴れた日でも照明が必要なほどでした。
クライアントとじっくり話をしていると、コンセプトを考えルールを決めてしまうより、この家の大事にしていることをきちんと理解し残しながら、「心地よい」と思える空間に変えていこうと思えました。歪んだ骨格を整体師が丁寧に正しい位置に戻すようにひとつひとつ設計を積み重ねていきました。
施工 / (株)松下店装
構造設計 / 中村構造設計合同会社









